「玉子焼き器は銅に限る」 そう言われるのは、銅の熱伝導が素晴らしいためです。 ガスの火は円状に丸くなっており、火が直接あたる部分と そうではない部分が出てきます。 その点、熱伝導の良い銅は均一に熱が伝わりますので 弱火にし「熱で焼く」ように卵を焼きます。 ご家庭でふっくら美味しい 本格的な、あの玉子焼きを再現してみませんか? ■ちょっとレシピ 酒の肴のだし巻き玉子 昆布と鰹節からとるだしはちょっと面倒でも… だしの素を使った簡単だしで作ればお手軽に出来ます。 【材料】(3〜4人分) 卵・・・・・・・・・・・・6個 だしの素(顆粒)・・・・・小さじ1/2 薄口醤油・・・・・・・・・〃 塩・・・・・・・・・・・・〃 みりん・・・・・・・・・・〃 水・・・・・・・・・・・・100cc 1) 鍋に、水、だしの素、薄口醤油、みりん、塩を入れてひと煮立ちさせます。煮立った後は、冷ましておきます。2) ボールに卵を全部割り入れ、混ぜます。 卵が混ざったら(1)を入れ、混ぜます。3) 玉子焼き器に、油をペーパータオルなどで広げます。 油を数回引いて馴染ませます。(側面も忘れずに)4) 最初は多めに卵を流し入れます。 卵の周囲が固まり始めたら、スクランブルエッグの要領でかき混ぜます。そして、半熟位のうちに片側に寄せてしまいます。5) 空いた片側にペーパータオルで油をひいて、2回目以降は お玉一杯位ずつ程度の卵を流し入れます。寄せてある卵を、箸で少し浮かせてその下にも卵を流し込みます。そして、半熟に焼き固まったら巻くようにひっくり返します。6) 卵が無くなるまで、(5)を繰り返します。7) だし多めの、ソフトなだし巻き玉子の完成です。 日本全国、それぞれの地方で味やだしの量が変わるそうです。 ----------- だし量の目安 ----------- 多い(だし:卵=1:1) 【京風だし巻】 ↓ ↓ 【関西風だし巻】 ↓ 少ない(だし:卵=3:1)【全国的だし巻】 ---------- 砂糖の目安 ---------- 少ない(隠し味程度)【京風】【関西風】 ↓ 多い(砂糖たっぷり)【関東風】 ↓ 甘辛い 【中部風】【九州風】 |